動物看護師になるという夢に向かって資格や学校そして求人をお探しのあなたに
動物看護師は、好きな動物に関わる仕事に就け、悩みがあってもやりがいを感じられるすばらしい仕事の一つです。
動物看護師(動物看護士)とは、動物病院で獣医師の補助を行う仕事です。
獣医看護士、獣医療補助者、AHT(アニマルヘルステクニシャン)、VT(ベテリナリーテクニシャン)は動物看護師と同意義です。
動物の食事や散歩はもちろん、保定、受付、器具や薬品・カルテの整理、掃除などです。
保定とは、動物の体つきや気持ちを理解して、動物を支えたり動きを止めたりして安全に医療ができるようにすることです。
アメリカの動物看護師は、アメリカ獣医師会が認定する短期大学または大学を卒業し国家試験に合格することで、
どの州でも通用する資格が得られます(州により別途試験が必要な場合あり)。
ただし、日本の動物看護師と大きく異なる点があります。
アメリカでは、上記動物看護師の国家資格を得ると、レントゲン撮影やカテーテル挿管、さらに麻酔などの獣医療を提供できます。
実際に動物看護師の仕事をしている方は女性が多いですが、もちろん男性の動物看護師も活躍しています。
動物看護師の資格は、すべて民間資格です。
日本動物病院福祉協会のVT認定制度には1〜3級があり、3級は高校卒業見込み(と同等以上)であれば誰でも受験できます。
2級はすでに動物看護師としての実務経験が必要です。
1級は2級の資格を持っていてかつ、動物看護師として2年以上の実務経験が必要です。
級の違いはもちろん、知識・技能・人格のレベルの違いです。
試験内容は筆記(選択・記述)、1級は面接があります。
年1回実施、費用は5千円〜1万円程度です。
専門学校や養成校の修了は必要なく、セミナー、通信教育の講座、過去問題を購入して自分で勉強してもよいです。
日本動物看護学会の動物看護師資格認定試験は、2年以上の動物看護師の専門学校を修了か、
実務経験がありそれに相当する方です。試験内容は筆記(選択)と写真や実技に筆記で回答するものです。
年1回実施、費用は1万5千円です。
夜間の動物看護師の専門学校もあるので、働きながら勉強することもできますね。
認定資格は数年ごとに更新手続きが必要です。5千円程度費用が必要です。
大学の農学部や畜産学部は、獣医も動物看護師にも道が開けますね。
動物看護師として動物病院に勤務するには、動物看護師の認定資格は必須ではありません。
動物看護師の求人より求職者が多い傾向があります。
給料(年収)は350〜550万円と言われています。
待遇は、動物病院は規模の小さい開業医が多く一概には言えませんが一般的です。
動物看護師は、動物の世話はもちろん、受付や事務、器具整理、薬品発注もあるため、忙しい職種になるかもしれません。
しかし、やりたいことで忙しいのは非常にやりがいがありますね。
動物病院の専門求人サイトで地元の動物看護師の求人情報を探し、実際に獣医師の方に聞くのがいいでしょう。
アルバイトも可能な場合がありますが、動物看護師というよりも事務になります。